2019/10/13

2019年短答試験を振り返る。

2019年の短答試験を振り返ります。

受験の発端とスケジュール

1月に今年受けようと思い立って、勉強をし始めたのは2月。
とは言え年度末のこの時期、非常に忙しくなかなか勉強などは進まない。
社会人にはよくありがちな現象です。

苦手科目から着手して遅れる

免許はまず苦手な条約から始めたのは今に思えば失敗なのか、これがなかなか進まない。最初に始めた科目がどんどんスケジュールを遅らせていきます。
しかし得意な科目から始めてしまうと、苦手科目はひどい点数のも残してしまうということになります。短答試験にも基準点方式が導入されていますので、 得意科目でどんなに点を稼いでいても、苦手科目で4割を切るとアウトです。苦手な科目で確実に4割を取れるようにしておかなければなりません。
これが案外酷いプレッシャーでした。

勉強の計画はどんどん遅れ、最終的にはゴールデンウィークに詰め込みという状態になりました。

勉強したこと

やることを絞る。過去問と条文。答練や模試は要らん

短い期間に効率よく済ませると言うために、やることはとにかく絞りました。
答練の類は一切受けず、直前の模擬試験すら受けず、ひたすら過去問を覚えまくるというだけにしました。
これは過去に受験経験があるので、試験時の時間配分等が分かるからあえて必要がないという判断です。受験経験のない人は模試ぐらいは必要でしょう。

予備校の答練などの問題の質は、やはり本番の過去問もよりは劣ると思います。手に入る過去問を全て覚え尽くしてやり尽くして、それでもやることがなければ答練や模試の問題をやれば良いと思いますが、そうでなければまず過去問をやるべきでしょう。

問題集を買うお金はケチらない

過去問は新しいものを思い切って購入しました。最新の法改正が反映されているからです。自分でも調べられないことはないですが、お金を出せば訂正してくれているものが手に入るのだから、ここはお金を時間を節約しましょう。

反射的に答えが出るまで繰り返す

10年分の過去問を全て覚えるというのが目標だったのですが、なかなか進まないので、過去5年分に絞りました。ちょっと不安なんだけどね。
やった分はどれだけやったかと言うと、問題と解答解説をそれぞれ10回とか20回以上読んだ。それぐらいやると、問題の頭を読み始めた時に、解答や解説まで一気に思い出せるようになります。そのくらいまでつめていきました。

直前まで新しいことをやる

一番最後になった、特許法実用新案法にいたっては、ゴールデンウィークの三日間で頑張る。みたいな状態。

試験の一週間前になっても前日になっても、まだやり残してる問題はあります。やり残してる問題はとにかくやりました。
試験の直前は新しいものに手を付けない方が良く、やった問題の知識を確認する方が良いというのが常道のようですが、全く逆を行きました。やってない問題わからない問題ばかりをやりました。

前述のように、問題を読んですぐに思い出せるほどこなしているのだから、この時点でやっているものを復習することは意味がありません。やってない問題をやれば「知らない知識が入手できるのです」点数が上がる可能性があります。
ここで、「こんなことも知らなかったのか」というようなやわな気持ちは起きません。知らない知識に出会うと「やったー、ラッキー、一点儲けたぜ!」と思いました。

論文試験対策

短答試験がこんな感じなのだから、論文試験は全くない準備をしていません。
短答試験が合格したら、論文試験の準備をしよう。
なのですが、現実に短答試験の合格発表を待ってから論文試験の勉強をし始めるとさすがに論文試験の放棄と同じ事ですから、 自己採点をしてから勉強しましょうということにしました。

短答試験の自己採点

例年、短答試験は39点が合格点ですから、今年もそのはず。
41点ぐらいはあるだろうと思ってLECの解答で自己採点をすると、よもやの38点。
もうその日(短答試験当日だけどね)全然やる気が起きません。
次の日、特許庁から短答試験の解答の正式発表がありました。これで採点すると39点。間違いありません。なんだよLEC。1日 嫌な気分をしただけじゃん。
そこで Amazon に論文過去問を発注。


というところが、今年の短答試験の思い出。ギリギリでも何でも、論文試験の受験資格を得るための試験なのだ。受かれば OK。

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